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教育コラム

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導入が進むICT教育のメリットや活用事例を紹介

さまざまな教育機関で導入が進む、ICT教育とは?

ICT教育とは、パソコンやプロジェクタなどを導入して授業をおこなうことで、よりわかりやすく、理解を深められるといったメリットが期待できます。また教師側も業務が効率化できる点も大きな魅力だといえるでしょう。

今回は、ICT教育の定義や必要とされている背景、メリットや懸念事項、実際の導入事例などを解説していきます。

ICT教育とは、文部科学省の資料より解説

ICTとは「Information and Communication Technology」の略で、「情報通信技術」を指します。

情報通信技術とは、例えばプロジェクタやPC、電子黒板やデジタル教科書、学習アプリケーションといったハード・ソフトウェアから無線LANなど、幅広くあてはまります。これらの情報通信技術を活用して授業をおこなうことを「ICT教育」というのです。

くわしくは後の項で解説していきますが、例えばプロジェクタや実物投影機を使って教科書などの写真を拡大表示したり、運動や演奏などを動画コンテンツで視聴させたりするのがICT教育の取り組み例として挙げられます。

ICT教育の目的としては、文部科学省の『初等中等教育における学習指導でのICT活用』に以下の項目が掲げられています。

・「学習に対する児童生徒の興味・関心を高めるためのICT活用」
・「児童生徒一人一人に課題を明確につかませるためのICT活用」
・「わかりやすく説明したり、児童生徒の思考や理解を深めたりするためのICT活用」
・「学習内容をまとめる際に児童生徒の知識の定着を図るためのICT活用」

つまり「興味・関心を高める」「課題を明確につかませる」「わかりやすく解説し、理解を深める」「知識の定着を図る」といった目的を達成するために、ICT活用・教育がおこなわれているのです。

出典:第5章 初等中等教育における学習指導でのICT活用:文部科学省

なぜICT教育が必要なのか

ICT教育がなぜ必要かについて、文部科学省は『新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業(学校における先端技術の活用に関する実証事業)について』のなかで以下のように記しています。

Society5.0の時代において求められる資質・能力を育成するためには、新学習指導要領の着実な実施やチームとしての学校運営の推進が不可欠であり、その中核を担う教師を支え、その質を高めるツールとしての先端技術を効果的に活用することが必要である。
「子供の力を最大限引き出す学び」を実現するため、教育のあらゆる場面においてICTを基盤とした様々な先端技術を効果的に活用する実証研究を行い、教員による児童生徒への学習・生活指導の充実や校務支援、政策改善等、教育の質の向上を図る。

出典:新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業(学校における先端技術の活用に関する実証事業)について

「Society5.0」とは、人工知能やビッグデータ、ロボット技術などの最先端技術がより高度化し、産業・社会生活に浸透することで、現在の社会の在り方そのものが劇的に変化した世界であるとされています。

文部科学省などは、この大きな変革が起きる「Society5.0」に対応できる人材を育成するために、Steam教育やアクティブ・ラーニングなど、さまざまな教育改革を推進しています。

これらSteam教育やアクティブ・ラーニングなどをより効率的に進めるためにも、ICTの環境整備や設備を使ったICT教育が必要とされているのです。

もちろんそれだけではなく、ICT教育は従来の授業においても、教科書を読むよりも視覚や聴覚に対して効果的にアプローチできるため、内容をわかりやすく伝えることができます。そのため、生徒の理解度や興味の増加などを促すことも期待できるのです。

出典:第11章 ICTの活用の推進:文部科学省

ICT教育をおこなうメリットや懸念事項

ICT教育のメリットとしては、まず授業がわかりやすくなり、学習も効率化される点が挙げられます。

教科書をベースに板書きの授業を進めていくよりも、映像や音声コンテンツ、Webサイトなどを活用したほうが児童・生徒の興味をより惹くことが可能となります。またPCやタブレット上で図形を動かしたり、複雑な歴史などを映像などでわかりやすく紐解けるようにしたりすることで、頭のなかではイメージしにくい事柄も理解しやすくなるでしょう。

さらに、電子黒板などを利用すれば板書きの内容を生徒が使っている端末に共有することもできますので、黒板に書かれている情報をまとめる得手不得手といった格差も生まれにくくなることも考えられます。

ほかにも、ICTを活用することで、個々のレベルにあわせた授業も可能に。各々のレベルに応じた出題やサポート・指導が容易になるので「理解ができていないのにどんどん授業が進んでしまい、落ちこぼれてしまう」事態を防ぐことも期待できます。

また教員側としても、ICT環境を整備して校務を効率化することでの負担減は大きな魅力であるといえるでしょう。

実際に、平成18年度に独立行政法人メディア教育開発センターが実施した『教育の情報化の推進に資する研究(ICTを活用した指導の効果の調査)』によれば、ICTを活用して授業をおこなった教員の98%が「関心・意欲・態度」の点で効果を認めたという結果が出ています。

また児童側に対する調査では、学習に対する意欲や積極性、達成感などの項目において、ICTを活用した場合のほうが高い評価を得ています。

以上のことから、ICT教育は児童・生徒のみならず教員側にも大きなメリットがあるといえるでしょう。

ただ、ICT環境がすべての教育期間で一律であるわけではありませんし、そのために教育の格差が生まれてしまうといった懸念もあります。とくに上述したアクティブ・ラーニングやSteam教育と組み合わせるケースではなおさらで、教員側のスキル差をどう埋めるかといった懸念もあります。ICT環境の整備や教育はこれからの時代に必要不可欠ですので、これらのデメリットをどのように解消していくのかが、各教育機関での課題となりそうです。

参考:第5章 初等中等教育における学習指導でのICT活用:文部科学省

教育機関によるICT教育の活用について

上述したとおり、ICT教育はこれからの時代に求められており、よりわかりやすく、理解を深めるための授業を実現するために必要不可欠です。

ここからは、教育機関で実際に使われているICTツールや、各機器をどのように使うのかを具体的にみていきましょう。

ICT教育ではどのようなツールが用いられるのか

ICT教育で使われるツールは多岐にわたります。『初等中等教育における学習指導でのICT活用』では「出力系」と「入力系」の2系統にわけられており、例として以下の機器が挙げられています。

【出力系】
・プロジェクタ
・プラズマディスプレイ
・電子黒板

【入力系】
・教科書準拠デジタルコンテンツ
・実物投影機
・インターネット
・地上デジタルテレビ放送
・CD-ROMおよびDVDなどによる教育コンテンツ

これらにくわえて、機器を使用するための無線LANなどのインフラが挙げられます。

また『 平成30年度文部科学白書』の『第11章 ICTの活用の推進』では、2018〜2022年度までに以下の環境整備を目標としています。

・学習用コンピューター
(3クラスに1クラブ分程度)

・指導者用コンピューター
(教師1人1台)

・大型定時期 / 実物投影機
(各普通教室1台、特別教室用として6台)

・超高速インターネットおよび無線LAN
(100%整備)

・統合型校務支援システム
(100%整備)

・ICT支援員
(4校に1人配置)

上記のほかにも、学習用ツールや予備学習者用のコンピューター、サーバーやセキュリティ関連ソフトウェアに関して、地方財政措置を講じることと発表されています。

これらの機器を用いてICT教育がおこなわれていくわけですが、実際にどのように使われるかについては、次項で解説していきます。

出典:第5章 初等中等教育における学習指導でのICT活用:文部科学省
出典:第11章 ICTの活用の推進:文部科学省

ICT関連機器の活用方法を紹介

文部科学省の『初等中等教育における学習指導でのICT活用』には、ICT活用方法に関して具体的な事例がまとめられています。いくつかの例を引用してみましょう。

【国語】
プロジェクタや実物投影機を使い、教科書や参考資料などの写真を拡大提示する。

【理科】
プロジェクタやパソコンを活用し、衛星画像や航空写真を拡大する。

【算数・数学】
プロジェクタや実物投影機を使い、問題文を拡大表示する。

【音楽】
楽器演奏の様子を動画コンテンツで視聴させる。

【美術】
文化遺産などの映像をICTを用いて拡大表示する。

【体育】
自身の動きの撮影や、模範演技の確認などをICTを活用しておこなう。

例えば、従来の授業では、生徒ひとりひとりが教科書の写真や図版などを見るスタイルでしたが、ICT教育ではプロジェクタや実物投影機を使用してクラス全員で共有するといった形になります。すると、国語では物語のイメージをよりふくらませることができますし、地理などでは火山や宇宙の映像などを拡大表示することで、より迫力とリアリティを伝えられるようになり、学習意欲を促進できるとされています。

参考:第5章 初等中等教育における学習指導でのICT活用:文部科学省

海外と日本のICT教育事例

ICT教育を推進しているのは日本だけではありません。むしろ海外のほうが設備やノウハウの構築が進んでおり、日本は遅れていると言わざるをえません。実際、OECDの『国際教員指導環境調査(TALIS)2018』によれば、日本の中学校教員のICT活用の割合は17.9%と発表されており、これは調査国のなかで2番目に少ない数値となっています。

とはいえ、年々活用事例が増えているのもまた事実です。本項では、海外と日本の具体的なICT教育事例を解説します。

出典:OECD国際教員指導環境調査(TALIS):国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

海外におけるICT教育

ICT教育を推進している国は多岐にわたりますが、例えばアメリカでは小学校のうちからPCを使用した授業が日常化しています。メイン州では2009年の時点で公立中・高校生のすべてにノートPCが配布する方針を明らかにしています。

またカリフォルニア州サンディエゴの統合学区では、2009年よりICT化プロジェクトを開始。2014年の時点で電子黒板や10万台以上のタブレット・ネットブックなどといった環境整備がおこなわれています。

ヨーロッパのデンマークでは「グローバル化のなかで、競争に勝ち抜くための教育システム構築」が目標として掲げられており、すべての文書や児童・生徒・保護者などのコミュニケーションをデジタル化が試みられています。

アジア地域ではシンガポールの先進性が光ります。同国は1997年の早期に「ICT教育マスタープラン」が作成されており、00年代後半には「フューチャースクール」という国家主導の政策が開始され、フューチャースクール指定校では1人1台のPCやタブレットなどを導入。

このように、各国とも早い時期からICT教育の必要性を感じ、環境の整備や現場での導入に力を入れている印象です。

参考:米国メイン州,州内の全高校生に「MacBook」を1人1台支給
参考:アメリカに見る「一人1台のタブレット端末活用」事情
参考:教育×ICT デンマークにおける学校の風景 (1): GLOCOM
参考:シンガポールのICT教育事情 | クレアシンガポール

日本におけるICT教育事例

では、日本の教育機関におけるICT活用はどのような形でおこなわれているのでしょうか。
具体的な事例を小学校・中学校・高等学校にわけて、いくつか解説していきます。

立教女学院小学校(東京都)

東京都杉並区の立教女学院小学校では、「Well Learning(ウェル・ラーニング)」というコンセプトのもと、ICT活用が図られています。

PC教室には1人1台ずつのダブレットが用意されており、能動的な学修態度を身に付けるためのアクティブ・ラーニング型授業で活用されているそうです。

同校はほかにも、少人数制のラーニングルームや、移動がしやすいテーブル付きチェアを導入するなど、子どもたちが授業に積極的に参加し、興味をもてるような工夫が試みられており、ICT教育との親和性が高い環境が印象的です。

参考:立教女学院小学校

宝仙学園小学校(東京都)

宝仙学園小学校は、2016年に開催された「ICT夢コンテスト2016」で受賞をするなどICT活用に力を入れている学校です。

同校には電子黒板や大型ディスプレイ、実物投影機などをすべての教室に設置し、タブレットは全185台を導入。また2019年には全教室にタッチパネルディスプレイが導入されており、3年生には個人用iPadを配布するなど、導入時から着々とICT活用が進んでいます。

これらの機器を授業で活用ほかにも、学校専用のYou Tubeチャンネルやオンライン説明会など、ICTを上手に利用したさまざまな試みがおこなわれています。

参考:宝仙学園小学校ホームページ‐豊かな情操と高い学力‐

N中等部

N中等部は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営するプログレッシブスクールです。2020年度の4月からはネットコースの開講をするなど、まさにICT化が進んだ学校だといえるでしょう。

同校は完全オンライン授業の提供もはじめており、ビデオ会議用アプリの「Zoom」を使用して授業をおこなっています。

またプログラミング教育にも力を入れており、MacBook Airや「Slack」、「G Suite™」などを駆使した授業もあり、社会に出ても使えるICTの基礎を学べる点も印象的です。

参考:N中等部 プログラミング

城北学園 城北中学校・高等学校(東京都)

東京都の城北学園 城北中学校・高等学校では、し「自ら考え」「生み出し」「発信する力」を養うことを目的として、ICT教育がおこなわれています。

中1〜中3の間に週1時間ずつ「情報」の授業が用意されており、情報機器を扱うための基礎から応用スキルまで身に付けることができます。

また総合学習の集大成として「卒業研究・卒業制作」があり、生徒自身が自然科学系分野、人文・社会科学系分野、音楽・美術・映像系分野の3部門から選び、計画から作成、発表までをおこなっています。

参考:城北学園 城北中学校・高等学校 ICT教育

秋田南高校(秋田県)

秋田県南高校では、2017年度より学習支援プラットフォーム「Classi(クラッシー)」を導入し、生徒・教師双方の授業効率化を図っています。

またアクティブ・ラーニング教材の「ClassiNOTE」やタブレットを活用した数学の授業など、積極的にICT教育を推進している学校です。

数学の授業ではiPadを使い、空間図形の作図などができる「GeoGebra」というツールを使い、頭のなかで想像しにくい3次元の立体的イメージなどをわかりやすく視覚化することに成功し、生徒の理解が深まったそうです。

参考:ICTの積極的な活用で、新しい授業のあり方を切りひらく――秋田南高校の取り組み

川越南高校(埼玉県)

川越南高校は、埼玉県教育委員会の「未来を拓く『学び』プロジェクト」において研究開発校として指定され、ICTを活用した取り組みを進めている学校です。

化学や情報科学などの授業では、ChromebookやGoogle Classroomが使用され、与えられた課題に対してデバイスやアプリケーションを駆使して答えを見つけていくことで、知識を増やす以外にも能動的に学習する態度が養われたそうです。

また上記のようなICT活用をおこなうことで、生徒側はわかりやすく、教師の負担も軽減されるなど、さまざまなプラスの効果が働いているようです。

参考:埼玉県が目指す「主体的・対話的で深い学び」とは? 協調学習でのICT活用が進む、川越南高校公開授業レポート

まとめ

今回は、ICT教育の定義や必要性、メリットや懸念事項を解説するとともに、活用方法は国内外の現状、具体的な事例などをご紹介しました。

これからの時代、ICT環境の整備やツールを活用した学習などは、教育機関においてはますます必要性が高まることでしょう。

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