先日、2022年2回目のプログラミングスクールegg発表会を執り行いました!
ご参加いただきました皆様、お忙しい中貴重なお時間を割いていただき誠にありがとうございました。今回はオリジナル作品の制作過程をお伝えしていきます。
【企画/計画表の作成】
まずは、発表会に向けて“どんな作品を作りたいか”を考えてもらいます。
過去に自分で作った作品の中から新しくリバイバルする子もいれば、完全オリジナルとして作品テーマ/ストーリーを考え始める子まで、制作のインスピレーションを何処で見つけるのか、またそのインプット/アウトプットの方法も十人十色なので、生徒一人一人の様子を見つつ寄り添いながら進めていきました。
テーマや設定、登場キャラクターのラフ画まできちんと記載していて、後で見返しても分かりやすいですね。早いうちに計画性を身につけられるとプログラミング的思考がグッと高まるので、オリジナル作品を制作する際には必ずきちんと計画を立ててから進めています。
【オリジナルスプライト制作】
作品テーマが決ったら登場キャラクターを進めていきます。今回はドット絵にてキャラクター制作を希望しており、計画書にもしっかりラフ画が記載してあったので確認しながらイメージに近づけられるように丁寧に制作していきました。
ドット絵は四角い図形の集合体で絵を表現し、マス目が多くなればなるほど精密なイラストが描けるようになります。皆さん一度は見たことのある独特なタッチなので、ファンの方も多いのではないでしょうか?
慣れていないとなかなか思った通りに仕上がらず‥理想の形になるまで何度も微調整を繰り返し行っていました。今回は30×30マスで制作を進めており、口角が上がっている表情や、剣のデザインまでしっかりと作り込めています。
\そして出来上がったキャラクターがこちら!/
か、かわいい~!!
イメージにかなり近いオリジナルキャラクターに仕上がりました^^♪パキッとしたカラーリングなので背景にも負けずに画面に映えそうなところもまた良いですね。
【プログラミングコード制作】
制作したオリジナルスプライトを実際に動かしていくために制作順を考えながらコードを組んでいきます。
今回の作品の場合は、ざっくりではありますがだいたい上記のような番号順で作成していきます。
“旗が押された時(スタートボタンが押された時)にすぐにゲームが始まっても良いのか”
“敵は何秒間掛けて何回襲ってくるのか”
“ゲームクリア/ゲームオーバーはどんなタイミングにするのか”
などなど、始めにどのコードから制作していくのかを考えないと途中の動作確認の際に困った状況に陥りやすい為、作品の全体像や完成をイメージしつつ進めていきました。
【発表会に向けて】
オリジナル作品を発表する場合は、自分で発表原稿を作ってもらいます。
“どんなふうに紹介すると分かりやすいのか”
“みんなに見てほしいこだわりポイント”
上記を意識しながら文章を手書きしたり、タイプスキルが高い子はテキストに打ち込んだりと、準備方法は自分にあったものを選んで進めていきました。
そして最後は…“発表の際に聞き取りやすい話し方”
大勢の前でのプレゼンテーションは大人でもなかなか難しいですよね。
それに加えて自らコールアンドレスポンスする等のアイディアを盛り込んでくれたり、話し方に特徴を加えて印象付けたりと、それぞれ工夫してくれる子が多く、その練習も納得行くまで何度も行っていきました。
練習の甲斐もあり発表後に笑顔の子もいれば、終わった安心感で思わず涙する子、思った通りにできずに悔しい思いをした子等、様々な思いがあったかと思いますが、近年のコロナ禍の影響もありなかなか経験できない体験ができたのではないかと思います。
不定期ではありますが、発表会開催時にはぜひご参加頂けますと幸いです。